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カスタマイズが楽しい。AIリクルーティングプラットフォーム「HERP」開発チームのScrapbox活用術

· #会社で使う
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日本初の求人媒体連動型の採用管理システムを軸としたAIリクルーティングプラットフォームを開発・提供する株式会社HERP。今回は代表の庄田一郎様、エンジニアの亀岡亮太様、hiroqn様、有薗拓也様にお話を伺いました。

日本初のAIリクルーティングプラットフォームで企業の採用活動を効率化

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CEO 庄田一郎様

HERPは採用管理システム等を開発・提供する事業と、主にウェブ系企業向けに採用コンサルティングや採用活動のアウトソーシングを行う事業の2つを展開しています。

新卒一括採用から終身雇用が前提だった時代から、新卒採用は内定出しタイミングの自由化、大手の囲い込みの激化、若年層へのリーチの拡大や、中途での転職自体が一般的になっいくこの時代において、採用担当者にとっては、インターネット上での就職・転職活動が一般的になることで、人材紹介会社や応募者とのやりとりや、求人票の公開など事務作業が劇的に増加してきています。

一方で、優秀な人材を採用するためには、広報・ブランディングの戦略立案や、各種採用経路最適化、予算最適化など、データに基づいた意思決定が重要です。それなのに、採用担当者が目の前の事務作業に忙殺されているようであれば、改善の取り組みに辿り着けません。

HERPでは自動化を通じて、より戦略的な思考・活動に採用担当が取り組んでいただける状況を作っていきたいと考えています。その一つの手段として、採用業務に関連する情報をオープンに連携できる「Open Recruiting API構想」を推進しようとしています。一例として、あらゆる採用媒体の情報を採用管理システムに取り込み、一元的に採用プロセスの管理や応募者とのやりとり等が行える環境の実現を目指していることが挙げられます。

開発用ドキュメントの共有を目的に利用を開始

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開発チームのhiroqn様、有薗様、亀岡様

 

Scrapboxは1年ほど前から利用しています。Twitterで友人がつぶやいているのをみて、良さそうだなと思ったのがきっかけです。当時、開発用ドキュメントを書く場所を探していて、創業前は集まるのは週に1度ということもあり、Trelloのカードで管理しているタスクにその週の進捗や調査内容などをまとめていましたが、そもそもタスク管理ツールということもあり、どこにどの情報があるか見にくく、ほかに良いツールがないか探していました。他社のドキュメント共有ツールも検討しましたが、チーム開発には向いていないなどの理由でうまく使うことができませんでした。

議事録やドメイン知識の集約場所として活用

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ミーティングでは複数人で同時に編集したい場面も多く、議事録はほぼScrapboxに書いています。あとは、「このリポジトリのこの部分に問題がありそうなので改善したい」というような問題提起やミーティングで決まった内容をまとめておくようにしています。その他にも、障害報告(ポストモーテム)など必要なものはもちろん、インターン生がわからなかったことを書いていって、それにメンターがコメントしていくという使い方もしています。

最近、開発チームではタスク管理にScrapboxを使うようになりました。今週のタスクと、それぞれのタスクの担当者が書かれていて、毎日行う15分程度の進捗確認の際に、このScrapboxの画面を見ながら行なっています。

プログラミング関係の知識や採用のドメイン知識も書き留めてあります。新しく入社した人にわかりやすいように、勤怠のつけ方や給与の支払い、使用しているツールなど社内制度のこともまとまっていて、ピンしていつでもすぐに見られるようにしています。

開発チーム以外では、コンサルチームも社内ミーティングの議事録で使用していて、タスク管理に主に使用しています。先方の要望や、それに対してどのように対応していくかということもまとめています。

インターン生や新しく入社した人など、最初は自分から書かない人は多いのですが、ミーティングの議事録を書く場所のデフォルトをScrapboxとしていて必ず使う場面があり、それをきっかけに慣れていっていると思います。使ってみると難しくないし、ちょっとした記法を使うときれいに書けるので、他のことも書いてみようという気になっていってるのではないかと思います。

(有薗) 個人でもScrapboxを利用していて、wikiとSNSの間のような使い方をしています。社内でもそのような感じで気軽に使ってもらえるようにカスタマイズをして興味を持ってもらえるようにしています。

また、UserScriptを導入して自分のアイコンがある行をハイライトできるようにするなど、便利に使えるようカスタマイズしています。

カスタマイズを楽しんで愛着のあるツールへ

Scrapboxは、ぱっとかけてさらに他の人がぱっとコメントできる。コラボレーションが前提となっているのが魅力だなと思っています。また、カスタマイズできるのが楽しくて、自分が労力をかけたものは愛着が湧くし、もっと使っていこう、というよい循環になっていると思います。編集APIを強化していただけたら、できることも増えるので楽しさが増しそうです。

ほかのWikiだと書き上げることが前提であるように感じるのですが、Scrapboxだと完璧に書き上げられなくても、とりあえずページを作ってほかの人に任せることもできて、気軽に書けることが良いと思います。ページ同士がリンクで繋がって、散らばった情報が把握しやすく、整理されている感じがしていいなと思います。

他のドキュメンテーションツールと比べるとと、単語単位、議事録、個人のメモというようにどんな単位で作っても良いという自由さが良いと思います。階層型ではなく、リンクベースでドキュメントを作るので、他の人は見ないだろうから書かないほうが…ということも気にせず書けるのが良いと思います。

Scrapboxについて

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企画書、社内マニュアル、議事録など、チームに必要なドキュメントを共同で瞬時に作成できます。ドキュメント同士を関連性を元に自動で繋げ合い、何千、何万ものドキュメントを管理する苦労から解放してくれることが特徴です。